【シリーズ企画】これでいいのか石原都政の教育 詳細
2005.06.15
4.憲法・教育基本法を守り、生かす都政を!(4)
憲法・教育基本法敵視の石原都政
呼応する都議会自・民・公
石原都知事が東京の教育に向かって最初にやったことは、都の教育目標から憲法・教育基本法・子どもの権利条約の文言を削り取ることでした。石原都知事はことあるごとに「私はあの憲法を認めない」、「命がけで憲法を破る」などと公言し、自民党、公明党、民主党の議員らはこれに呼応して、「感動した」とまで言った議員もいます。
いま小泉首相の靖国神社参拝が大問題になっていますが、石原都知事は毎年のように靖国神社に参拝しています。問われて石原都知事は、「勝者が敗者を一方的に裁く裁判など前代未聞だよ」と日本が戦争犯罪を犯したこと自体を否定し、あの戦争は正しかったのだと言ってはばかりません。こうした石原都知事の憲法否定の歴史観にこれまた呼応して喝采を送っているのが自民党・民主党の議員たちです。彼らは日本の戦争は正しい戦争だ、自存自衛の戦争だと宣伝するために都議会議事堂のなかで「親子で学ぶ『近代日本の戦争』展」を開くなど石原都知事と瓜二つの歴史観を吹聴し回って、憲法と教育基本法の改悪を叫んでいます。
都議選は憲法・教育基本法の改悪を断じて許さぬ激しいせめぎあいの中でおこなわれます。
「つくる会」歴史・公民教科書を天まで持ち上げる石原知事
あの戦争賛美の「つくる会」教科書(歴史・公民)こそもっともすばらしい教科書だと、応援しているのが石原都知事と東京都教育委員会です。石原都知事は都議会で、「知事は選挙で選ばれた都民の代表であります。都民の代表が都民の子弟のための教科書を選ぶのでありまして、教員はけっして都民の代表ではありません」と述べ、知事が任命した東京都教育委員会は都立養護学校の一部や都立中高一貫校の使用教科書にこの「教科書」を選びました。
こうした石原都知事と都教委のやり方にオール与党の自民党、公明党、民主党などは一切の批判をしないばかりか、彼らのなかにはいっそう積極的に「つくる会」教科書を各区市町村で採択させようと、運動の先頭に立っている議員さえいます。
「つくる会」教科書が憲法・教育基本法敵視、戦争賛美の靖国神社と同じ視点で歴史を描いていることはよく知られているところです。この教科書を天まで持ち上げてはばからない石原都知事。それを応援するオール与党。「つくる会」教科書を一冊たりとも子どもに手わたさない。都議会選挙の争点の一つです。
【写真】 中高一貫校での「つくる会」教科書採択に反対の声をあげる (2004年8月、都庁前で)
