子どもと教育を守る

【シリーズ企画】これでいいのか「都立高校改革」 詳細

2002.12.20

7.希望するすべての子どもにゆたかな高校教育を  《最終回》

のシリーズでは、これまで6回にわたって「都立高校改革推進計画」と都立高校入学者選抜の問題点についてあきらかにしてきました。

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のポイントとして最も重要なことは、「高校に入って、これからの自分の生き方を考えたい」という、子どもたちの当たり前の願い=子どもたちの学ぶ権利が完全に無視されているということです。

年後に生徒数が増加することがわかっていながら、都立高校をつぶすことや、子どもたちの希望状況に見合わない「就学 計画」を立てて、必ず誰かが落ちるしくみの選抜制度をいっそう激しくしようとしていることだけでなく、都立高校を序列化・特色化することによって、「高等 普通教育及び専門教育を行う(学校教育法41条)」という高校教育の目的を、根本から変えてしまおうとしていることも、そのあらわれです。

う1つの重要なポイントは、「関心・意欲・態度」などの評価や「自己PRカード」の導入などによって、子どもたちの 心や行動のしかたを"改造"しようとしていることです。教職員も父母も、子どもの受験のために一生懸命になればなるほど、この問題につきあたり、大きな悩 みをかかえこんでいます。

うしたなかで、私たちはいま何をしたらいいのでしょうか。まず第一にいえることは、父母と教職員がこうした問題をよ く話し合うこと以外に、解決の道はないだろうということです。制度の問題点と本質をさぐることと同時に、その中で入学試験に向かう子どもたちにどう接して いったらいいのか、率直に悩みや困難を出し合うことです。

る地域で開かれた高校問題の学習会では、「やっぱり塾にいかせておけばよかった」というある母親の発言をきっかけ に、「塾や通信添削の宣伝にのっかかると、点数の事ばかりこだわってしまう」「そもそも高校って、勉強だけでなく、いろいろな活動を通して成長するところ だということを、子どもに話してあげることも大切」など、みんなで智恵を出し合いました。こうした話し合いを各地で広げていくことが大切です。

2つめは、子どもたちの学ぶ権利を守れという声を大きくしていくことです。都の計画はやがて生徒数が増加するという点 でも、地域ごとの高校数にアンバランスがあるという点でも、30人学級実施になれば54校足りなくなるという点でも、矛盾だらけです。こうしたことをひろ げながら、ともに行動する仲間をふやしていきましょう。

して、緊急の課題は、こうした運動の根拠となる教育基本法の改悪を、絶対に許してはならないということです。子どもを人間として大切に育てたいと願うすべての人と手を取り合って、立ち上がっていこうではありませんか。

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