憲法キャンペーン 詳細
2008.07.05
都教組60周年憲法運動キャンペーン応募作品発表
「都教組60周年憲法運動キャンペーン」に多くの組合員やご家族の皆様からご応募をいただき、ありがとうございました。応募された作品を紹介します。(敬称略)
キャッチコピーの部
・ 日本の明るい未来を作るのは元気な子どもと平和憲法
今井旬(元町田市鶴川第二中学校)
・ 戦ではなく愛を 格差ではなく夢を
飯田夏子(板橋区第三中学校)
・ くらしに憲法 子どもらには平和を
松田清美(江戸川区葛西第四小学校)
・ 地球の滅びぬあかし。死を糧に生まれし憲法は、二十世紀発理想の言の葉です。
宮崎照美(板橋区赤塚第一中学校)
・ 憲法は正義の味方 学んで広めて活かしていこう
・ 子どもを育むワクワクドキドキ いつもあふれる学校に!
・ つながれ 活かせ 憲法 子ども 平和な未来
小口真美(千代田支部)
・ 憲法を知って教えて守ろう子ども
浅見泰子(東村山市野火止小学校)
・ 日本国憲法と子どもたちは世界と未来の宝物
・ 平和憲法の中で育む子どもたち
二木憲夫(八王子市第五中学校)
・ 憲法は世界の宝 わたしの宝
・ キラキラ輝け!子どもの瞳と憲法九条
・ 憲法を生かそう職場のすみずみから
・ 語り合おう広めよう わたしたちの憲法を
・ 伝えよう平和の尊さ 守ろう憲法九条
・ 憲法は子どもと教育守る宝
市川順子(新宿区天神小学校)
イメージキャラクターシンボルマークの部
憲法にちなんだ手記の部
私を内側からつき動かすもの
岩越陽子(練馬区石神井西中学校)
私は一九四七年、現憲法及び改悪前の教育基本法が施行された、正にその年に生まれた。だから、私は憲法と一九四七教育基本法の同級生である。
あの無謀で愚かな戦争の結果、あまりにも多くの人々の犠牲と引き替えに、廃墟の中から日本国民が手に入れた「平和憲法」と「教育基本法」。それらの法律の下で民主教育を受けた私が、初めて戦争の悲惨さを目にしたのは、修学旅行で訪れたヒロシマの原爆資料館だった。何の罪もない人々が、なぜあんなひどい目に遭わなければならなかったのか。十五歳の私の胸は痛み、涙した。彼らもまた、私たちの身代わりとして犠牲になったのだ、とその時私は思った。
やがて公立中学校の教員となり、同時に組合員となった。一昨年ようやく定年を迎えるまでの三十八年間、幾度となく組合を「やめたい!」と思いながらも、今なお私を踏みとどまらせているもの。それはただひとつ「教え子を再び戦場に送らない」という発足当時からの方針である。
学生時代は歴史や政治にあまり関心のなかった私だが、長い教員生活の中で先の戦争の実態をひとつひとつ知ることとなった。軍隊が自国の国民ばかりか、他国、とりわけアジア諸国の人々にどれだけひどい仕打ちをしてきたか。そして、そのことを知らない日本人がいかに多いことか。教員の一人として残念に、また恥ずかしく思う。
軍国少年、軍国少女として、彼らが何の疑いもなく戦争へと突き進んでいったのは、まさしく教育によるものだ。教育は恐ろしい。だから大切だとも言える。あの戦争から学んだものは何だったのか。それこそが平和憲法であり、一九四七年の教育基本法ではないのか。
現在、嘱託二年目。現役の時とはちがい、はるかに余裕を持って授業に臨めることが、何より嬉しい。四十年目にして、ようやく英語教師としての毎日を楽しむゆとりが持てた。目の前の生徒たちは本当に可愛い。その澄んだ瞳を曇らせないためにも、私たち大人は、教師は、もっと本当のことを学び教える責任があるのではないか。憲法と一九四七教育基本法の同級生は考える。
名前にかけて9条を守る
二木憲夫(八王子市第五中学校)
私の名前は「憲夫」です。一九四八年五月三日(憲法記念日)に生まれました。今年で丁度還暦を迎え、都教組の年齢と同じです。憲法が施行されて1年後にこの世に生を受けました。「憲夫」という名前は祖父が命名したと聞いています。いわゆる団塊の世代の中で「憲」という字を名前に付けている人が多くいます。それは、あの暗黒の戦争が終わって平和の時代を迎え、二度と戦争はしないと誓った新憲法の誕生を心から祝ったことの証ではないでしょうか。
私の父は九十歳です。認知症が少しずつ進行していますがまだ元気です。陸軍兵士として日中戦争に参戦して、辛うじて一命を取り留めて再び日本に帰ってきました。父の首の後ろには弾痕の擦過傷があります。もし、あと数センチ敵の弾がずれていたら、間違いなく即死していました。今は穏やかに生活してますが、私の子どものころは、毎晩酒を飲めば荒れて戦争の愚痴になり、「戦争がなければ俺はこんな人間にならなかった!」と泣きながら叫んでいたことを思い出します。
私の家の前は北浅川の土手になっています。その土手に「九条」の形にチューリップを植えました。少し形は崩れてしまいましたが、赤、白、青、黄と咲き誇った花が道行く人たちに九条の大切さを語りかけました。車には、青い地球が手を伸ばして九の文字を大切に抱きかかえたデザインで、「九条は世界の宝」と書かれたステッカーを両サイドと後ろに三枚はりました。家の玄関のドア、郵便ポストにも貼りました。ピースチャレンジャーとして百筆の九条署名も集めました。卒業文集に「およそ人間のすべての営みは平和であるからこそ成り立つ。君たちが勉強できるのも、友だちと遊べるのも、ゲームができるのも平和であるからこそできることなのだ...」と平和の大切さを生徒達に訴えました。
戦後六十三年。再び日本を戦争する国への動きが強まり、憲法改悪の大合唱が始まっています。戦争によって自らの夢を打ち砕かれた父をはじめ、あの戦争によりかけがえのない命を落とした三一〇万人の人々の「声なき声」に応えるためにも、「憲夫」の名前にかけて憲法を守るためにこれからも様々な創意工夫をこらして闘っていきたいと思います。

都教組60周年憲法運動キャンペーン
都教組は、創立60周年を記念して憲法運動推進キャンペーンを行います。内容は、憲法にちなんだイメージキャラクター・シンボルマーク、キャッチコピーの募集です。採用したものは、例えば、憲法ポスターやTシャツ、バッチなどに使用し、運動の中で普及します。
また憲法への思いをまとめた手記を募集します。手記は冊子にまとめる予定です。
なお、活用についてのアイデアもお寄せください。
あなたの応募をお待ちしています。
■イメージキャラクター・シンボルマークの部
「憲法を守り生かす」「子どもと教育を守る」この二つの願いをシンプルなデザインに込めて表したイメージキャラクター、シンボルマークを募集します。A4サイズの用紙に描いたものを郵送してください。
※9月5日(金)必着。採用された方には、図書カード(1万円分)を差し上げます。
■キャッチコピーの部
「憲法を守り生かす」「子どもと教育を守る」この2つの願いを短い言葉に込めて表したキャッチコピーを募集します。ハガキにキャッチコピー(言葉)を書いて送って下さい。
※9月5日(金)必着。採用された方には、図書カード(1万円分)を差し上げます。
■憲法に因んだ手記の部
憲法、「1947教育基本法」に寄せる思いを書いた手記を募集します。原稿用紙、またはパソコンで作成したものを郵送して下さい。(1000字以内)
※9月30日(火)必着。採用された方には、お礼を差し上げます。(図書カード予定)
【応募規定】
応募できる方は、組合員、組合員の退職者及びその家族です。
応募作品には、氏名、支部・分会、住所・電話番号を明記のうえ、
〒102‐0084東京都千代田区二番町12‐1
エデュカス東京4階 東京都教職員組合憲法闘争本部までお送りください。
なお、応募作品は返却いたしません。著作権は都教組に属します。
