教育研究情報

【シリーズ企画】こどもの輝き 詳細

2007.01.15

5.金田一清子さんのさわやか実践(5)

 家族との楽しい触れ合いの時間は、子どもたちの心を豊かにしてくれます。ユーモア詩集(汐文社)の中から一年生の子ども達と楽しく読み合っていた時のことです。「私も詩を書きたい!」と、あせなちゃんが書いてくれたのが次の詩です。さっそく通信にのせて親子で読み合いました。

 おとうさん
     一年 あやな
 おとうさんが
 かえってくると
 「おかえり。」
 と、だきついた。
 「ひこうきやって。」
 というと、
 わたしをだっこして
 はしった。
 ビューンといいながら、
 ゆらしてはしる。
 「人げんずつきだ。
 人げんずつきだ。」
 と、おにいちゃんの
 あたまに、おでこを
 こんこんとぶつける。
 おもしろくて、
 からだがふらふらしちゃう。
 「もっとやって。」
 というと、
 「もう、こしがいたくて
 やだ。」
 と、わらっていう。

 とても反響が大きく、たくさんの感想が寄せられました。
○とても、笑顔いっぱいの楽しい感じが伝わってきました。あやなちゃんにとっては、とても楽しい時間なんでしょうね。(しおりの母)

○このしをよんで、あやなちゃんとおとうさんが、すごくなかよしでたのしそうだったなとおもいました。わたしもやすみの日におとうさんにだきつきました。そしたら「おもくなったね」といいながら、たかいたかいをしてくれました。おとうさん大すき。

○さっそくパパにせがんで、久しぶりにだっこしてもらい大満足でした。パパのスキンシップも大事ですね。(じゅり&ママ)

 ところが、仕事の関係で父親と触れ合う時間がなかなかもてない厳しい現実も見られ心が傷みます。何ヵ月かに一回のそのチャンスを生かしてくれて、高い高いをしてくれたお父さんもいました。頭が下がります。
 低学年のうちから自己肯定感がもてず苦悩している子どもたちが多く見られるなか、「愛メッセージ」いっぱいの楽しい親子の触れ合いの詩を書かせ、親子で読み合うことの大切さをしみじみと感じる今日この頃です。次の詩も味わってみてください。

 だっこ
     一年 だいき
 がっこうからかえるとすぐ
 「おかあさんが、だっこして。」といった。
 「おもいからむり。しかもせんせいがそんなしゅくだいだすわけないでしょ。」
 と、おかあさんがいった。
 「ほんとだよ。じゃあ、しょうこ見せてあげるよ。」
 とれんらくちょうを見せた。
 「ほんとだ!」
 と、おかあさんが
 わらいながら、
 やっとだっこしてくれた。
 ぼくがおもいので、
 おかあさんは、おっとっと
 とたおれそうになりながら
 手をはなした。
 ぼくは、おちないように
 じぶんでぶらさがった。

○だいきくん、うれしかったでしょ。だいきくんのことあいしているから、だっこしてくれたんだよ。だいきくんのおかあさんは、やさしいね。ぼくなんかかぞくぜんいんにだっこされてうれしかったよ。(くりや)
 友だちの詩を読み合いながら学級の中にしあわせな笑顔が広がっていきました。

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