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職の分化 詳細

2007.07.05

「主任教諭」設置 なぜ必要か答えぬまま都教育委員会が規制改定を強行!

都教組 暴挙を許さず断固たたかい抜く
職場から地教委、都人事委員会への取りくみを

一切の質疑・討論もなく強行した都教育委員会
 都教委は、六月二十八日に開いた定例会で、一般教諭より上位の職として「指導的な役割」を果たす「主任教諭」を設置する東京都立学校管理運営規則の改定を強行しました。この間、都教委は、都教組の出した『解明要求』についての協議を拒否し続け、二十六日に行なった支部代表による要請でも「現場の声を受けとめる」との一言もなく、強行姿勢をくずしませんでした。そして、規則を決めた教育委員会では、何と質疑も討論も一切なく数秒で決めたのです。子どもたちのための教育をすすめる教職員の体制をどう変えるかという大事な問題について、これが都教委の責任ある態度といえるのでしょうか。
 都教組はただちに厳しく抗議し、撤回を求める声明を出し、都教委に提出しました。

070701a2.jpg教育的な見識のない無責任な回答でごまかすことはできない
 都教委は、「主任教諭」を、十年経験者研修の時期に選考するとしています。三十歳代前半期の教員を抜擢し、「上位の職」として「同僚や若手教員への助言・支援などの指導的な役割」を果たし、「主幹を積極的にサポートする」などの職務を担わせようとしています。しかし、学校には、このような職を必要とする理由も職務の実態もありません。
 都教組が都労連を通じて出した『解明要求』に対し、二十六日にようやく都の総務局から示された「回答」は、学校の実状を理解し、教育への影響を考慮したものとは考えられない形式的なものでした。特に、都教委が「主任教諭」を設置する理由としている「職務の困難度や責任の度合い」の違いについて、「どのような分掌の違いを想定しているのか」の解明要求に答えられず、逆に職の分化によって「職責の違いを明確にする」と述べ、「違い」を拡大することだけに熱心な都側の姿勢が透けて見えます。また、「主任教諭」が原則として学年主任などの重要な役割を担うと言いながら、「現在の学年主任が担っている職務や責任と何が変わるのか」には「変わりはない」と答え、一般教諭よりも高い給料表を適用しなければならない職務内容を示すこともできませんでした。

【写真】都教委へ怒りの緊急要請(6.26)

070701b2.jpg学校現場への導入を許さないたたかいを粘り強く
 今後、都は、主任教諭の「職に見合った」より高い給料表を設定し、秋に選考を行い、来年四月から任用することをねらっています。しかし、これらは都労連との交渉事項です。都労連は、職場を分断する「新たな職」の設置反対の立場を明確にし、導入を許さないとりくみをすすめるとしています。都教組は、学校現場への導入を許さないために、学校運営の実態と問題点、教職員の要求を結集して都労連とともにたたかいます。当面、七月二十五日の都人事委員会要請に向けて、職場から「職の分化に伴う、『新たな給料表』を勧告しないように求める」要請書提出に取りくみます。
 また、都教委は、小中学校での「主任教諭」設置のために、区市町村教育委員会が同様の規則改定をするよう依頼しました。各支部・地区協は、これを許さない地教委や教育委員への要請などのとりくみを強めます。
 「主任教諭」導入のねらいが、子どもの教育を充実させるためなどではなく、希望の減っている主幹のなり手を三十代から育成するとともに、教職員の中に上意下達の管理の仕組みを強め、「あの子はこの程度」と差別があたりまえの教育、国を愛する態度を押しつける教育を本格的に学校にやらせようとしていることは明らかです。全都の教職員、保護者、都民とともに、粘り強くたたかいましょう。

【写真】7教組による都教委要請(6.27)

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