生活と権利を守る

長時間過密労働解消へのとりくみ 詳細

2007.11.20

長時間過密労働を解消するための要求アンケート 皆さんの声をお寄せください 実施期間 12月5日(水)〜18日(火)

遅くまで働いても仕事が終わらないのは、個人のせいではありません
 文部科学省が四十年ぶりに行った教員勤務実態調査(昨年七月〜十二月)で、毎日、七時八時まで残って残業、子育てで帰った人は子どもを寝かせてから夜遅くまで持ち帰り仕事、土日も学校に行くか家での仕事が当たり前‐‐こんな膨大な時間外労働が日常化していることが、公的に明らかになりました。
 これだけやっても教材研究や授業準備の時間が足りないのが実態ではないでしょうか。文科省調査では、授業準備と成績処理に使える時間は授業時間の半分もありません。その他の学級会や給食なども含めて、子どもたちの指導に八時間以上を費やしており、これだけで一日の勤務時間を越えています。これに、校務分掌や事務的な仕事がかぶさってきます。
 遅くまで働いても仕事が終わらないのは、勤務時間内に子どもの指導に必要な仕事をやれる時間が保障されていないからです。

異常な超勤の是正は、教育委員会や学校長の責任です
都教祖は「時間外勤務縮減の実効ある措置」を要求しています
 こうした異常な超勤の是正は、個人の努力の問題ではなく、本来、教育委員会や学校長が使用者の責任として行なうべきことです。これまで都教委も、「総勤務時間の縮減は課題であると認識しており、今後も区市町村教育委員会と連携し、適切な勤務時間の管理に取り組んでいきたい」(中村教育長、二〇〇六年二月十六日の中山委員長との会談)と答えています。しかし、都や区市町村の教育委員会は、文科省の調査結果が出ても、超勤を縮減する対策をいまだに示していません。都教組と各支部・地区協は、「時間外勤務縮減の実効ある措置についての対策を示すこと」などの要求書を提出し、労使協議の場を設けるよう要求しています。
 私たちの要求と運動で、これに踏み出す行政側の動きも始まっています。新宿区では、都教組の支部が教職員数の8割の署名を集め、区教委主催の研修などを十六時十五分までに終了することを確認し、初任者研修の報告レポートを簡略化するなど改善させています。また、文部科学省は、「行政側の要請を減らしたり、調査のしかたをより簡素化するなど、教員の事務作業を減らす方法を検討するプロジェクトチームを設置し、今月中に具体策を取りまとめる」ことを決め、十一月十四日にマスコミでも報道されました。「師走」を前に教員の多忙な勤務の実情を取材するテレビ局等の動きもあります。

「もっと時間をかけたい」「簡略化・廃止してほしい」
みなさんの要求を明らかにし、超勤縮減の世論を学校の内外に広げます
 国会で文部科学省は、「一時間の授業には一時間の準備が必要」と答弁しています。教材研究、授業の準備、学習結果の評価・採点、研修などの時間を勤務時間内に確保すべきです。そのために、文科省・都は、授業の持ち時間数の軽減、小学校の専科教員増員、三十人学級の実施に踏み出すべきです。同時に、学校では、子どもの指導にかかわる業務以外の報告書、会議、研究発表などの簡素化・廃止も緊急の課題です。
 都教組は、こうした要求の実現をめざして、十二月五日〜十八日、全都の職場で教員を対象に要求アンケートを実施します。教員の仕事について、「もっと子どものために時間をかけたい」「子どものためにならないものは簡略化・廃止してほしいもの」など、全都から過半数の教員の要求を明らかにし、「こうすれば長時間過密労働を解消して、教員がじっくりと子どもたちにむきあえる」という対策を学校の内外に示します。これをもとに、「時間外勤務縮減の実効ある対策」を学校長・区市町村教育委員会・都教委に要求し、その実現を迫ります。
 成績で最も忙しい時期のとりくみですが、担任、副担、専科、養護、産育休代替、臨時的任用、再任用・再雇用などすべての教員から要求アンケートを出してもらえるよう、職場のとりくみをすすめましょう。

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