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2010.06.21
金崎裁判勝利を祝う会
判決を力に都政の転換を
2003年の七生養護学校の教育に対する攻撃は、金崎満元七生養護学校長を降
任するとともに大量の処分者を出しました。
しかし、金崎さんは、「処分」の取り消しを求めて、裁判闘争に立ち上がりました。
そして、2008年2月に、東京地裁は、金崎元校長に対する懲戒処分及び分限処分を取り消すとの判決を言い渡し、今年2月には、最高裁が「本件を上告審として受理しない」と決定。勝利判決が確定しました。
この裁判勝利は、石原都政による、学校への締め付けや管理強化が依然として続いている情勢の中では、まさに画期的なことです。
6月20日、「『金崎満先生への不当処分撤回を求める裁判』支援の会」は、裁判
勝利を祝う会を開催しました。
都教組からは、中山伸前執行委員長があいさつを行い、「この勝利判決は、都教委の露骨な教育介入や不当な学校支配を告発した画期的ものです。しかし、都教委はいまだ謝罪する姿勢さえ示していません。今後、この判決を力に、都政を転換していきましょう」と訴えました。
なお、総会で採択されたアピールは以下の通りです。
写真(上)勝利を報告する金崎満さん
写真(下)勝利を喜ぶ金崎夫妻
総会アピール
金崎裁判勝利を力に、学校に自由と民主主義を確立していきましょう
2003年の七生養護学校の教育に対する攻撃は、戦後の教育史上"前代未聞"ともいえる異常な出来事でした。都教委は一部都議やマスコミと一体になって、創意工夫しながらとりくまれていた七生の教育を破壊し、みせしめとして金崎元七生養護学校長を降任するとともに、大量の処分者を出しました。
そうした暴挙がまかり通るはずはありません。
金崎元校長は、「処分」の取り消しを求めて、裁判闘争に立ち上がりました。そして裁判では、七生養護の子どもたちの障害や発達の実態などをリアルに明らかにし、情緒障害の重い子どもたちと正面から向かい合い、子どもたちの成長や豊かな人格形成のために、悩んだり苦労したりしてとりくんできた教育実践をつぶさに訴えました。支援の会が結成され、法廷外では、強権的石原教育行政の理不尽な教育攻撃を告発し、裁判支援の輪を大きく広げ、全国的なたたかいへと発展させてきました。
2008年2月、東京地裁では「東京都教育委員会が平成15年9月11日付で原告にたいしてした懲戒処分及び分限処分を取り消す」と勝利判決を言い渡しました。2009年4月には、東京高裁が「本件控訴を棄却する」と判示し、2010年2月には、最高裁は「本件を上告審として受理しない」と決定し、金崎さんの勝利判決が確定しました。
裁判勝利は、石原都政による、学校への締め付けや管理強化が依然として続いている情勢の中では、まさに画期的なことです。都教委は、判決を真摯にうけとめ、二度とこのような事態を招かないために教育行政の姿勢を根本的に改めるべきです。
さらに判決は、子どもの実態に応じて教職員の創意工夫を認めるものであり、教育を受ける権利を明確にした憲法26条の理念にも合致するものです。
しかし石原教育行政は反省するどころか、一層の管理と職務職階制を強化しています。たたかいはこれからです。現在控訴審がたたかわれている「ここから裁判」も必ず勝利するために奮闘します。私たちは金崎裁判勝利を力に、学校に自由と民主主義を取り戻し、障害児のゆたかな発達が保障される教育の実現に向けて全力でたたかっていくものです。
2010年6月20日
