青年劇場『羽衣House』上演のお知らせ

3・11後の「今」を見つめ直す

 

福島原発事故からから2年たった夏

 

子どもたちのことを賢明に考える大人たちがいた

 

青年劇場が、劇団創立50周年記念公演第4弾として『羽衣House』を上演します。

 この作品は、福島原発から300キロほど離れた山間にある復興支援施設「羽衣H ouse」を舞台に、そこに集った事故後の福島の人々やボランテイアの人々などの思いの交錯、葛藤の中で、福島の「今」を描こうとする意欲作です。

作者の篠原久美子さんは、青年劇場では『ケプラーあこがれの星海航路』『GULFI弟の戦争』などを上演している劇作家ですが、3・11以降、福島への支援活動に従事し、その中で昨年戯曲『空の村号』を執筆し、斎田喬戯曲賞を受賞しました。

また、演出のふじたあさやさんは、2012年の青年劇場公演『臨界幻想2011』の作・演出を担当し、大きな話題を投げかけました。

青年劇場では同年に、汚染地域に取り残された動物たちを描いた『明日、咲くサクラ』(森脇京子=作)を上演、翌13年には『臨界幻想2011』全国公演を行っています。

その後青年劇場は、公演活動の中で、さらに演劇で何ができるのかを問い直し、今回、この『羽衣House』の上演に至りました。

平和憲法を捻じ曲げる解釈変更の閣議決定がされ、何らの反省、教訓も得ないまま、原子力発電所の再稼働や輸出が強行されようとしています。しかし、福島の人々に対しては、いまだ補償がすすまないのが現状であり、原発事故そのものの収束もままなりません。さらに、放射能漏れも連日のように伝えられています。被曝に関する情報開示も不十分な中で、様々な情報に振り回される状況が続いている現実がそこにはあります。

このような中で、青年劇場では、この国で起きている事態、そして人々の生活を、登場人物一人一人の姿を通じて、より多くの人々に届けたいと考え、『羽衣House』を上演します。そして、この問題を私たち自身の問題として捉え直してほしいと考えています。

福島原発事故から3年以上が経過しましたが、『羽衣House』の上演をきっかけに、あらためて「子どもたちのことを懸命に考えようとしているる大人たち」とはどんな「大人」なのか、自らに問いかけてみる必要があるのではないでしょうか。

 

公演日時・会場は以下の通りです。

 

日時:9月12日(金)から21日(日)

 

会場:紀伊國屋ホール

 

※都教組割引あり(5150円が4650円に)

 

詳しくはチラシをご覧下さい→ 2014hagoromohouse.pdf

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